2017年3月28日

心に沁みる法話。

満中陰法要のお手伝いをさせていただいた時の事です。

約一時間のお勤めを終えてからのご法話。

「この新しいお位牌に、お性根(しょうね)を入れさせていただきました。しかし、本当の意味でのお性根を入れるのは、ご家族ではないかと思っております。皆さんが仏さんを想い、感謝し毎日手を合わせることにより、お性根が入っていくのではないでしょうか。」

・・・とても感慨深いお話し。

大切な人を亡くされたご家族の心を癒すかのように、私たちの在り方についていろいろなお話を聞かせてくださいました。


今回の満中陰法要は西栄寺 堺支坊 西心館をお借りして執り行われました。
西栄寺 堺支坊は、地下鉄御堂筋線・南海高野線なかもず駅より徒歩5分のところにあり、駐車場もあります。お葬儀だけでなく、法事法要にもご利用いただけます。

2017年3月16日

大阪市立瓜破斎場の式場でのご葬儀

私、中出が若い頃からご葬儀のお手伝いをさせていただいている地域の方のご葬儀でした。
ひと昔前は、地域の会館でのご葬儀が一般的でしたが、最近は瓜破斎場の式場を利用することが多くなりました。その理由として、「家族だけで見送りたい」や「あまり派手にしたくない」というのが圧倒的です。

瓜破斎場の式場は、敷地内に建てられており西側に大式場、反対側に親族用控え室があります(親族用控え室を、小式場として利用する事もあります)。
大式場は家族葬から一般葬まで幅広く対応可能で、大型駐車場も完備。最寄駅からは遠いのが残念なところです。

家族葬を希望されていたので、30席ほどイスを並べてバランスの良い位置に祭壇を設けました。
お通夜の夜は、家族が交代でろうそくとお線香に火を灯し、故人様のご冥福を祈ってらっしゃいました。
やがて告別式の時刻を迎え、最期のお別れをされご出棺。
火葬炉までは、お柩専用の台車で故人様をお連れします。
炉の前で最後のお経をいただき、最後の焼香。
扉が閉まる瞬間に聞こえた

「父さん、ありがとう」

気持ちがぎっしり詰まったひとことでした。

寒い日が続く中、春が来たかのような暖かさ感じた日のご葬儀でした。

2017年3月 9日

生前のご相談、してください。

お葬儀を出すのは初めてなんです。と、ご家族からの生前のご相談でした。
遠方から来られるご親戚の、お身体への負担を気にされていらっしゃったので、気候を問わず、移動の少ない堺市立斎場でのお葬儀をご提案させていただいておりました。
祭壇のデザインや配色等も、ほぼ決められていました。

そのご相談から数日後のご依頼となりました。

イメージ通りに出来た祭壇にとても喜んでいただき、遠方からご来阪のご親戚も無事に到着され、大勢のご友人もお別れに駆けつけました。お通夜の夜はご親戚とご家族の6名様で親族用の和室に宿泊。久しぶりに顔を合わせるご親戚も、悲しい再会とはなりましたが故人様との最期の夜を過ごされました。

穏やかな時間が流れる中、多くの方に見送られ ご出棺。

堺市立斎場は式場と火葬場・食事室が同じ建物の中にあり、館内はバリアフリーですので お身体への負担は最小限に抑えられます。ご親戚も堺市立斎場の快適さに感心されていました。
全ての儀式を滞りなく終えられ、皆様お互いの身を案じながら それぞれの帰路に。

ご家族は「生前に相談していたので、慌てずに送り出すことが出来ました。やはり、備えあれば、、、ですね」と、仰ってました。

生前のご相談、なんとなく気が引ける気持ちもあるかとは思いますが、何がなんだかわからないままにお葬儀が終わったというのはよくあるお話し。お葬儀に関する不安や疑問を解消し、「悔いのない最期の時間」を過ごすためにもお葬儀屋さんに問い合わせてみませんか?。